手作り菓子工房 ペルシュのブログ|福井県鯖江市にあるケーキ屋

福井県鯖江市にあるケーキ屋さん、「手作り菓子工房 ペルシュ」スタッフブログです。「お菓子づくりは幸せづくり」をテーマにすべての ケーキをシェフが熱い想いを込めて手づくりで仕上げております。

ペルシュのスタッフがお菓子作りへの思い、商品レビュー、ペルシュで働く事の楽しさを伝えていきます。

#第695回 fc2ブログではカウントミスで694回を飛ばしたので、はてブロお引っ越し記念第一回→695カウントでよろです!

この二年間、ホームページの更新はおろか、ブログなんて完全に放置でした。

perrucheblog.blog83.fc2.com

 

タイトルの引っ越しました元のブログサイトです。初見さん、わこつですの皆さま。一度こちらのサイトを漏れなく踏んで来てください、必須です(嘘)

 

 

あ、こいつもうきっと2度と更新しないやつだな?的に感じた皆さま。お久しぶりです。笑 ついでにご報告ですが、この度こちらのサイト、はてなブログに引っ越しました。オトナの事情ですので勘ぐりなどなき様お願いいたします。(タイトルから完全に食ってかかってるというクレームも受終)

 


「新しいこと」を投稿していく。というのが毎回の更新だと思い、「目新しい」が無いなら更新不要なのか。などと自分勝手な解釈をしたり。なんてウソです。ゴメンなさい。

ぶっちゃけ、自分(自身)の時間をきちんと取らないといけないな。というのがブログ更新の長期間休んでいたことや、ホームページの新着もほとんど行うことがなかったのが本当の理由?だった様に記憶してます。

 


何について語っていこうかと悩みましたが、振り返りからです、

コロナ禍。というのもいろんな制限の要因だったのは今思えば間違いない。飲食店の皆さまにとって完全に逆風の中、お菓子屋、パン屋さんなどテイクアウト主体の業種にとっては需要は相当高まった様でした。例外に漏れずペルシュさん家もステイホーム、学校の休校も重なり、子どもへのおやつ、ココロへの滋養。などといったニーズが急増。

いちごを主役に据えたモノ、チョコレートのガトーなどが主役級として求められたのを覚えています。

4月からずっと、いわゆるお菓子屋にとってオフシーズンと位置付けられる6月になってもまだ休校が続き、異例の忙しさが続いてました。

 


その頃って、市営の施設も全部ストップしてしまって。定休日の時や営業終了後に時間見つけてジムに行く習慣があるのですが、全く何もかもが遮断された様な状態になってしまって。むしろ今までの習慣が異常だったのかと錯覚するほどに。

当然というか、気にはなっていたものの、肥満が進むワケですよ。デブ活が。

まあ、その「気付き」は突然訪れたわけで。


主に長野県へ訪問する機会が増えたこともきっかけのひとつとなり、農家さんとの交流が増えたことで、植物に触れよう。という想いが強くなり、実践に移しました。作物は大変なので、お花。ガーデニングですよ、らしからぬ。笑。

元々凝り性なので、今では庭づくりにすっかり夢中な訳です。

。。。そんなある日のコロナ禍真っ只中、30インチのデニムのボタンが嵌まらなくなったんですよ。しゃがむと暴力ですよ、脂肪の。

 


結果。痩せました。わー、8888!!!←唐突すぎだ。

ではどうやったか?を解説していきます。

お客よりもお店スタッフが多い状況だったのが印象的だったア○ペンへ、ダンベルを買いに。当然外出自粛の影響を受けてのことでしょうけど。筋トレは常々のルーティンだったので、プラス体幹トレを取り入れて。キホン、家で時間を過ごすのが苦手なのでトレーニングを行うスイッチが入るかが不安だったのですが。気分をうまく変える術として、パフュームの効果を借りて香りの因子で環境を変える錯覚効果を利用しました。

日暮れを狙って外へ走りにも出ました。せっかくならと、タスクとして少しづつ距離を伸ばし、10km走破をそつなくこなせる様に慣らし、50分以内に完走する。(最終48分アベレージ)などの目標を少しづつ高めながら。この頃には15キロ痩せました(3ヶ月)。というか、そんだけ太ったんかい!という問題に直面した件。結果、真冬でも融雪されている道路をナイトランする程のどハマり様に。

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去年のバレンタイン当日、しごおわに走っとったんかw アプリはログも残るし便利。

 

 

 

こうなると完全に仕事→トレーニングのループになるわけで、ブログは完全に置き去り。でもめっちゃ健康。深夜までブルーライトに晒されることもなく、がんばりました。の達成感にエンドルフィン満たされまくるわけです。

 


ただ、昨年はちょっとした不注意による怪我の影響で休養を余儀なくされ、トレーニングからも少し距離を置かざるを得なくなりました。今はとても元気です。心配ご無用です!

個人的な部分ではあったのですが、健康面にもすごく気を使いました。もちろん逼迫していた医療機関のお手を煩わすなんてもってのほかですから。仕事が絶えず忙しい中でしたが、「時間が無い」という言い訳はしない実践でした。

 


いろんな制限がかかることも多い中、「仕方ない」と諦めるのは簡単で、逆に「どうしよう?何ができるかな?」という新たな試みを得るチャンスがきた!と捉える事だ。と思うんです。

 


当然、個人<団体と言った風に、人称が増えるほど難しさと取り組み易さの幅は変わるはずです。

 

生産性。なんて言ってしまうとえらく義務的で利益追求だな。って悪い印象に聞こえそうですね。

ここで述べてる生産性って、商品の提供能力の高さです。

昨年夏以降が特に顕著なのですが、毎週末たくさんのお客さまにご来店いただいてケーキをたくさんご購入いただいて。。ありがたいんですよ、けれど5時にはショウケースが無残にもフルボッコ状態晒されて。空っぽ。一生懸命ケーキ追加もしてるんです。追い付かないんだよね。。

程々のラインナップと(商品数)、これは外せない!っていうテッパンメニューを踏んでいくと、新作の構想を練ったりする余力がないわけです。

 


そうは言っても自分の感情が振れることがないとその衝動に駆られないので、例年の季節限定定番メニューで(ややこしい)やりくりすることが多かったですね。まあ、無理してウワベに目新しい。なんて中身のない「作品」をリリースしたい。なんて思わないですけどね。

 


そもそも、感情に振れる。なんて大袈裟に言ってみましたが、結構シンプルに「良い曲」に出会ったとか。「カッコいい」「真似してみたい」とか。簡潔に言ってみれば影響を受ける。ですよね。事象になぞっているんです。日々の暮らしの中でどういう偶然かは確率的にどれほどか解りません。でも自分にとって響くこと。って絶対パクってw取り入れてやろう!みたいな感覚は常にあります。個人的には模倣がスタートラインで、それの反復から自分らしさを上書きしたらOK!みたいな。この記事を書きながら、昔お師匠にくどくど言われていた、

「レシピなんて何か1g書き換えたらそれは自分のオリジナルになるんだよ、えぇ?」

シンプルだけど絶対今聞けば深いんだろうな。って思います。叶いませんが。

それと、身近なところから得るヒントは偶然の必然。なんて思ってますね。過去ブログで毎回恒例の様に曲紹介をしてましたが、隠に自分の感情に振れ切れたものばかりを紹介してきてます。過去ログを振り返るのは性に合わないのですが、長くボクのブログを読んでいただいている方には察しがつくかも。(後ほどぺたり来ます)

自分の個性は直情型でありながらも感情の機微にも敏感だったり。生まれつき物事を斜めに観てしまう、持ち合わせた自分の特殊能力を最近になってようやく飼い馴らせるようになったのです。時折こうやって遠回しに曖昧に表現してくるあたり。これが斜めですよwww


 


伝統の踏襲、ということは常にアタマの片隅に置いています。

 

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クリスマスケーキの限定品、ブールカフェキャラメル。

フランスバターの美味しさがパない、食べた人だけが解る唯一無二の存在。

クリスマスシーズンにバタークリームのお菓子を数品並べるのは正に伝統の踏襲に基づいていて、特に自分よりも上の世代の方には喜んでいただいていると自負しています。若い世代にはきっと新しいフレーバーとしてアップデートしていくことだと思いますし、受け継いできた歴史のバトンでもあると思っています。これらのレシピはボクがリアルタイムで受け継いだレシピを、アレンジ無しで提供してきています。(構成に関しては自分の想いが反映してます)

www.perruche.jp

 

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ボク自身の偏った偏愛が←昇華した?ペルシュさんで人気作品のシブーストシリーズは、伝統の踏襲をコツコツ踏み続けて来た結果だと今更ながら感じていますね。

 

そして!

ザッハートルテも近日中に日の目を見ることになると思いますが、何処かに”こだわり”という爪痕を付けたい自分の基礎疾患、斜め目線が炸裂してしまい、二の足を踏んでいるのをお許しください。ぴえん。

 

 

 


 


因習の反逆

日々の反復ってとっても地味で、事象をなぞる、いわば繰り返しが苦手なヒト(ハイ!)には大問題なのですが、前述の、伝統の踏襲を踏まえると、日々の積み重ねって絶対に必要だと思いますね、改めて。

反逆、なんてかなり乱暴な表現ですが、突飛な無意味であったり、奇をてらった新しい事はとても嫌い。なので踏襲には従順です。要はチャレンジ好きのワガママだ。なんてオチにしてください。

 

 
 
 
 
 
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カロンについて、ピエール・エルメ氏が言及されていた言葉にもグッと感じるものがあり、10月に投稿した記事。

追求することが純粋であり、いろんな組み合わせに臆することない挑戦という結果がとても目新しい。たったそれだけの様にも映りますね。そこへ行き着くまでの苦労は計り知れませんけど。

 


 

開けたことをしよう。もしかしたら、これこそがブログ再開の大きな原動力なのかも

一歩踏み込む、というよりは交差点に出てみよう。そんな気概です。

一歩踏み出す。歩幅は気にせずとも、歩みを止めてはいけないと常々感じています。

人と関わること自体、コロナ禍では我慢を強いられて来ました。電話やメールでのやりとりはあっても、その距離感はやはり経験のないことでした。今は人さまとのご縁を、繋がりを今一度大切にしているつもりです。

どちらかが我慢している状態や、何方かが強いられている状態ってすごく不健康に感じます。お互いが歩み寄って行った先に「交わる」交差点が有るって。そう思います。思ってます。人同士の距離感ができた?コロナ禍だから感じたこと、むしろこれを機にしっかり埋めていきたい。そう感じましたね。

 


「ペルシュ」というコミュニティの中で一緒に働くスタッフ全員に対しても、お互いのキモチの交わるところはどこだろう?って考えてもいるけれどとても難しい事だと思いつつも、少しでも前進できたら良いと思っています。今回こうやって労力かけて書き綴ったブログの深淵って実はここに有って。どうしたい、こう在りたい。などの欲求をストレートに伝えていく。要は前進していく姿勢を不定期ではあると思いますが文章としてお伝えできれば。しなければ。なんて思いました。一方的だなんて感じることも多々あるんです。店頭にある日突然新しいお菓子がひょっこり並んで。ナントカとカントカの組み合わせです。って。無理すると不健康な状態になるし、よもやそれが露呈されるならやめておくべきだ。そんな潔さがカッコいいな、そう思える様になりましたね。

 

もうひとつ、僕自身のプロフィール自体もアップデートされていくわけで、「どんな人がこのケーキを作っているんだろう?」なんて興味を持ってもらった時に検索してもらえるわけじゃないですか?もしかしたら幻滅されるかもw それでもイイや。正直である方が何倍もカッコいいんじゃ?そう思ってますから。

 

お仕事が給仕することから、推し事になる様、推進力を持って。

 


話の重複が多くて申し訳ないんですけど、特にボク達飲食業は、サービス業から脱却しないといけないところに来たんだと思ってます。

専門職であって、スキルも当然要求されることも多いのに、値踏みされがち。

期待には当然応えて行きたいんですが、やりたいことを我慢せずにできる。そんな健全さが大切だ。いますごくそう思っています。

具体的な言及について今は避けますが、いずれはここのサイトで改めて熱く語りたいです(仮)

 

 
 
 
 
 
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昨年末、長野県から作りたて生アイスの店ふるフルの岡田さんがお店を訪問していただきました。

 

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ヘーゼルナッツの国産化、長野の農業活性化など、ビジョンがしっかりとはっきりとした大義名分の基、精力的に活動をされています。いろんなメディアからも引っ張りだこ。正に注目を集めていらっしゃる時の人ですね!

自社の畑で収穫したてのヘーゼルナッツを加工してつくる「生アイス」、「ノッチョーラ」はボクもそうですが、食べればわかる圧倒的な鮮度を感じますし、鮮度を武器に

そう力強く語っておられた同氏。

推しの食材が特段無い福井。どうすれば良い?なんて悲観的ではなく、いろんな旬を推せってことだ!というのが今のベストアンサーだと信じてます。

以外にも簡単?明確な答えにぶち当たった気がします。

固定概念に囚われず、デメリットから入らずに。在るべき姿の幻想からの脱却。常に斜めからみる固有スキル←を発動させなきゃ損だ。いろんな方との出会いからいただく活きた言葉!なんて贅沢だ!って思います。少しでもカタチにして世に送り出せるものができれば良いなと思う次第です。

 

音楽業界の話ですけど(このブログでは恒例のつべリンクぺたり)

日本人って、日本語って、ジャパニーズカルチャーってカッコいいんだ。すなおに感じさせるのがReol。

インターネットカルチャーからデビューしたReol氏は最近の注目株。

日本人としてカッコいいんです、なんか。日本語の美徳というのも随所に散りばめているところも知的だし。

最近、音楽からインスパイアされる、感情揺さぶられるとか。なんて激しいのは最近なくて、その代わり感心するとか興味を寄せるとか。良いものは素直に良いよね!ってスタンスが大事。

ビジュアルとか絵ヅラ辺りから「なんかさ〜」なんて先入観こそが勿体無い。経験はスルメだ。噛むほどに味が出る。七味マヨでさらに味変だ。(ちなみにマヨは嫌いです。素材の風味を56す辺りが)なんて例え?をしてみました。好みの音楽のジャンルにも拘りがあっても固定概念を取っ払って受け容れてみる。食わず嫌いはダメ!っていう話←

 

うまうまうみゃうにゃwww なんでもイケるぞ!

 

CDの普及でレコードの死活問題。最近では欧米では配信が主流になってCDが販売されていない。ダウンロードで曲を購入するのが殆どらしい。新しい流れは常に「今まで」を脅かす存在だけど、逆に捉えれば新しいを産み出す、またとないチャンスとも捉えられます。。

 

ボク達の業種でも、Zoomを使った遠隔のデモ配信が数度行われ、数回参加もしました。

 

メリットは国内外の移動を問わず、リアルタイムでどこでも参加ができること。

ボクの主観なデメリットは熱量の問題。

やはり、直接的な温度を感じるのは必須です。

いろんなパティスリーの投稿がいつでも検索可能だから、そうは言ってもやっぱり其処へ足を運んで其所の空気を感じてみること。ご馳走、とは良く言ったもので、其所へ馳せ参じるからこそ値打ちがあるんだ。みたいなニュアンスが好きです。

来店してもらった特権じゃないですけど、何でもかんでも情報垂れ流しよりは、足を運んだから得ることができる何かを置いておくのは大事だと思ってます(ここまでくると投稿サボりの言い訳に聞こえてこないか?)なんて言ってみましたが、行動派には響くワードなのかな?かなり自分に有利な解釈ですね。スミマセン。。

 

 


なんか、思うところを箇条書きにタイトリングして、それぞれに思うことを感情に任せる様な話し口調な文面を匂わせながら、脈絡もあえて時系列の整頓もせずに書き綴ってみました。

やっぱり二年間の空白を易々とまとめるのも難しいですし、それこそ感情の機微の起伏をまとめるなんて到底無理でしたw ツイート総集編初公開!的な生温い目で読んでいただければと思います。

 

そして再度自分が踏み出した第一歩。に留まらず、飽くなき情熱と探究心が伝わったらいいな。とつらつらもうすぐ5000文字到達の長々ダラダラにお付き合いいただきありがとうございました。

 

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(いろいろ添削してたら6500字超えましたw)

 

おわり。