手作り菓子工房 ペルシュのブログ|福井県鯖江市にあるケーキ屋

福井県鯖江市にあるケーキ屋さん、「手作り菓子工房 ペルシュ」スタッフブログです。「お菓子づくりは幸せづくり」をテーマにすべての ケーキをシェフが熱い想いを込めて手づくりで仕上げております。

ペルシュのスタッフがお菓子作りへの思い、商品レビュー、ペルシュで働く事の楽しさを伝えていきます。

第702回 芸術への憧憬

 

過去に新聞記事で紹介されていたことをきっかけにその存在を知った、西野カインさん。

 

www.fukuishimbun.co.jp

↑調べてみたらその時の記事が残っていたのでこちらを引用させていただきます。是非先にご一読いただき、本ブログへとお進みいただければと思います!

本人も仰ってましたが、私の絵は暗いタッチだから好き嫌いはハッキリ分かれるのだと。

 

ふとしたタイミングで前々からSNSでの投稿を見て、知ってはいたけれど行けなかった、福井市にある、賀茂神社で展示されている天井画を観に行く機会に恵まれました。というか、突然引き込まれる様に車を走らせたんです。不思議な感覚だったな。

そこで境内の原画を観て、1300年大祭で奉納した八咫烏(やたがらす)の絵と対峙した。西野カインという芸術に初めて触れた瞬間だったのだ。

糸を紡ぐように、一本一本、線を重ねていく。

刺繍の様にも感じられる。見てとれる。丁寧なタッチに感動したのを覚えています。

 

 

SNSでアップされている嘘のない、媚びない、赤裸々な彼女のタッチをみて、

 

 

自分自身を客観視したい。俯瞰で見て、いま現在の存在証明をしてみたい。

漠然と持っていた自身の欲求だったのですが

カインさんのフィルター越しに写る、菓子屋の私。谷下を描いていただきたい!と思ったのです。

 

 

 

 

図々しくも、偶然!!ペルシュのお客さまとしてご来店くださっていたカインさんに、その場で直々に絵画の依頼交渉をさせていただき、快諾を得ることができたんです!なんたる偶然!(2回目)

(綺麗な赤髪の方が店内にいらっしゃるので近くで見てみたい!という変なきっかけではありましたが)

 

 


その後はメールで依頼内容について、どんな風に絵を描いてほしいのか?というやりとりをさせていただき、実際にお会いして、絵にどんな想いを込めたいのかという問診を、お話ししながら進めさせていただきました。

 

これまでの自分の経験を公私含めてカインさんにお伝えし、描き上げていただいたものです。

 

カインさんから手渡しでいただき、開封するまでの緊張感。

 

 

初めて見た第一印象。

 

カインさんらしい画風ですが、全く違う。とも言える。

とっても不思議な感覚に襲われたのを覚えています。

モノトーンの作画をずっと観てきた身として、水彩が散りばめられていたことが最も印象的だったのでしょう。

 

 

 

 

 

私のために描き上げていただいた作品について、いろんなことを伺いました。

この箇所はどうしてこういった描き方なのか?とか、コンセプトや解釈とか。

普段、作品を通じて意識することは詮索しすぎないことです。特に音楽の歌詞の世界だとそうですが、実体験であるのかどうとか何処其処の誰だ。みたいな根掘り葉掘りのそれですよね。感覚や感性はそれぞれ捉え方が様々でイイんですよ…個人的にはそう思っていますし、むしろその方が面白いって感じてます。

 

今回いろいろ聞いたのは描き方、色合いの付け方など…技法についての質問が多かった気がします。そもそもカインさんの作品でこれだけ彩があること自体珍しいことですので。

 

 

 

 

個人的な感覚の投影を落とし込んでいただいたものですが、ひと味違った西野カインの世界観を是非一度ご覧になってみてくださいね。

店舗奥、喫茶スペースに飾っております(ちなみに額装もカインさんプロデュースです)

 

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後日談、カインさんとのやりとりでディスカッションしたこと

ケースにずらりと並ぶお菓子たち。それを選ぶ姿を見て

 

家族のために、大切なひとの為にと、何が良いかな?と。

贈るお相手、そのひとのことを思い描き、想いを馳せる。

思案にふけるその姿を想像するだけで愛おしいキモチになる。

 

誰かのためにどうするとイイかな?といろいろと悩み考える。コレって、案外楽しくないですか?確かに「わー!どーしよー!わかんねー!」ってなる時も多々ありますけどねww

 

「つくれる限度」というのが年々狭まってはいますが、楽しい場で在ってほしんですよね。ケーキ屋って。くどいかもしれませんが、屋号にmaison de gâteau (お菓子の家)を冠しているのはそういった理由で、できる限りたくさんのアイテムで店内をお菓子でいっぱいにしたい。という欲求があります。

 

 

食卓という集いの場に、自分の携わったものが、よもや主役というカタチでその場に華やぎを与える。 

 

コレも自分にとってのジレンマなんですが、お客さまとのやりとりは商品のお受け渡しで終わってしまう。それこそ最近だとSNSでタグ付けしてくださって感想など書いていただける(随時お待ちしてます) のですが、皆んながワンホールのケーキを囲むわけじゃないですか。

 

そういった想像力を働かせてみると、まだまだ何かができるような気がしてます。

美味しいお菓子をつくる、ということに留まらず、イベント性の高いアプローチができるんじゃないか?って。

 

止め処ない会話の中で、家族という距離感について何度もグッと胸に刺さることを仰ってくれたカインさんでした。今原画を展示してある、店舗奥の喫茶スペースでご来店される方々の成り行きを観ながら思ったことを言い合うみたいな一幕で、特に印象に残ったこと、私自身が注視していること、目指していることなどを常々的確に感じ取っていることに大変感銘を受けました。

 

あと、カインさんってココロの情景をとても上手に切り取る方だと思いました。

勿体無くも、有り難くも感じた言霊。自身の言動ひとつひとつに責任と感動を与えられる様、絶え間ない勤しみを。素直に感じた、滲みたのでした。

 

食の世界に身を置いている傍ら、芸術というものに憧れていて、それこそ「食べる」という所作。五感のひとつを司どる味覚という感覚を通じて、一体どの様な表現ができるのかな?ってずっとずっと考えてます。

なんか烏滸がましくも、カインさんと依頼させていただく画のお打ち合わせに来て頂いた際に、彼女をイメージしたお菓子を作成してお渡しさせていただきました。

艶やかなグラサージュを施した上からチョコレートスプレーを吹き掛けて、あえてくすんだ雰囲気にしたり。。自分なりの表現方法を見て欲しかった。なんて稚拙な思いつきでもあったのですが、喜んでいただけたので何よりでしたね。

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自分の半生を振り返ることが今回の自画像を依頼したいと思うキッカケになった、秘めたる感情の源

 

もうアレですよね。菓子つくってる時間が人生の半分以上占めてるんですよ。ちなみに来年で職歴30周年だ!

社会に出てからずっと同じことを続けているってすごいことだ。って言ってくださる方もいらっしゃるんです。ペルシュオープンして21年だもんね、それはすごいのかも。皆さんが変わらず来てくださるから出来ているんです!

 

そうは言っても、自分では常に焦燥感すらあって。自分から菓子をつくるということを取ったら何が残るんだ?ってくらいの菓子バカ。だからまあ同じことの繰り返ししか能のない自分にとってはありがたい限りですね。変わらず自分の納得できる菓子を作り続けたいものです。

 

ちょっと前の自分だと、常に新しいをアップデートしていかないといけない。って脅迫概念みたいなものがあって。それで新しいを突き詰めていくと、難解なものが出来がちになる…笑 

どういうことかと言うと、日本人にとって馴染みの薄い食材だったり。最近だとエルダーフラワーは東京ではブライダル関連でメジャーな食材らしいのですが、そのフレーバーってピンときますか?

過去にグレープフルーツとジン(リキュール)、エルダーフラワーをペアリング(組み合わせた)プティガトーを作成したこともありましたね。

エルダーって。。なんだ。。?みたいな感じだったのに、ジュニパーベリーの香りを付けたリキュールが「ジン」ということで急速につくりたい欲求に駆られちゃったり。

不明瞭なところにひとつ知ったものがあると、途端に親和性というか。それならわかる!引き出しを増やしたい!みたいな興味本位も持ち合わせた人種です。

 

 



想像を掻き立てるというのは常に冒険心から始まるのですよね。

シンプルに食材同士の組み合わせが訴求させることには限度がある様に感じてます。

”ケーキ屋”としてやっている以上、やっぱり根底にあるものは分かり易さ、馴染み深さが大切なんですよ。

 

 

 

苦味のあるもの、酸っぱいもの、味覚としては「嗜好」寄りであると思いますが、その奥深さを知っていただきたい!と思うものです。だから分かり易さ馴染み深さも大切にしつつも、同時に新しい開拓のキッカケの一助になれる様な新しい提案もしていきたい。そういった部分も大切にしています。

 

 

 

結局のところ、美味しいってなんだろう?

 

なんだかとんでもなく漠然とした疑問が脳裏を過ぎる(よぎる)ことがあります。

疑う余地もないことについて考えを巡らせる。美味しいって満足感についての定義について疑問を投げかけるってまあまあ末期なんじゃないかと自分で思います。

 

味覚というセンサーを通じて、ヒトは美味しさに対して歓喜する。しかし、その度合いはまちまちで、その人それぞれが持ち合わせる趣味嗜好が顕著に現れるのが、味覚というものなのかも知れないですよね(味覚に限ったことではないですよね、冷静に考えたら)

 

自分の知り得る限りの美味しさの引き出しを皆に伝えたい。もしかしたらエゴなのかな?

 

 

もしひとつだけ間違いのない事実を述べるのであれば、味覚というものは多幸感に直結するような感覚にとても近しい位置にあるように感じてますね。食べるって基本欲求のひとつですから。原始的、咀嚼するという喜びを直向きに追い求めている情熱が伝わってほしい!そんな気概で日々取り組んでいます!

いま一度、カインさんのことについて

能登の被災者支援の為、チャリティで描かれた原画です。

 

 

 

祈り

お気に入りの一枚です。

諸事情により、大切に保管している一枚ですが、ある意味とても愚直に、そして嘘偽りのない西野カインという芸術からとても大きな学びをたくさん得ることができています。自分で感じる感性をより真っ直ぐに表現していける様に。尽力したいものです。

 

来たる4月26日から28日までの三日間、個展も開催されるのがとても楽しみです!

 

 

 

 

変わらず取り留めのない内容で且つ、芸術家までも巻き込んでしまったブログ更新となってしまいましたが、変わらず御支持くださいましたら幸いです。

 

昨年10月に作品を納めていただき、その前後から思いの丈が浮かんでは消えて無くならない様にと、端末にはいつもひとこと、ふた事と、書き留めた言葉があり、それらをつなぎ合わせていくと、こんなにも脈絡もない長文になってしまいがちです。ただアウトプット自体は常々大切だと思っていて、ココロがぬかるんでしまうのも嫌だな。そう思ってます。それではまた。

第701回 旦那、滞納期限迫ってますぜぇ

 

タイトル通り、といったところでしょうか。お久しぶりです。。

バレンタイン前に投稿したいな。なんて思いながらも今日までずるずるきちゃいました。。

今年も雪、エライ目に遭いましたよね。年々寒さに対しての耐性が弱くなってタイヘン苦労しています。

ブログもそうですけど、新作の投稿含め、書くネタが無いんじゃなくて、毎回下手なんですよ、簡潔に結論に導く。っていうのが。ほら、既に今回もブドウ糖が脳の栄養になって作業効率上げる為に甘いもの食べたくなるような長文をバシバシ予感させてくるっしょ??

 

 

 

言いたい事山積なので、下記の通り見出しを付けて、数回に分けて更新致しまする。

次回予告付き!の方がお楽しみも増すかもなぁ。なんて妄想が膨らむぜぃ←

 

①近況について

②心境と持ち合わせた価値観について

③まとめていくとこうなる近未来

 

箇条書きしたのに既にカオス化する未来しか見えてこない件。

 

別にいいや。

以前と変わらず、「なぜこの作品を世に放つのか?」という大義名分ありきで新作作成に努めています。その都度理由を説明するのは責務と感じてます。

少し軽めに、インスタグラムでその意図を紹介する機会も増えた気もします。

 

www.instagram.com

 

SNS向けのくせにクドイなぁ。。笑

いろいろあって、afterglow chocolateを知り、オーナー納谷氏とディスカッションを交わして。。

でも今年に入り、インスタグラムも店舗販売スタッフにも共有しながら投稿数を増やしていこう。というスタイルになったのですが。

ちょっと公開を躊躇った作品がスタッフ投稿でアップされちゃった←ので、ここで改めて制作意図を踏まえて紹介したいと思う次第です。

 

 

ガトーオペラ抹茶ノワール

 

パイロット版での撮影なので少しだけ店頭での表情とは異なります。ディスクショコラもアフターグロウチョコレートのショコラをテンパリングし、抹茶を加えたものを添えています。

 

マダガスカルカカオのチョコレートをガナッシュに使用しています。

ここでこのチョコレートについての重要な記述を。

マダガスカルカカオのチョコレートは、黄色いフルーツのニュアンスが顕著で、アフターグロウさんのものも例外に漏れず、バナナ、パッションフルーツのニュアンスが感じ取れます。ここに組み合わせる定番として、やはりトロピカルフルーツをベースにした構成ですよね。

でもこの普遍を覆すが如く出会ったのが、ショコラトリーとしてあまりにも有名なミュゼドショコラテオブロマ、土屋シェフの手掛けたタブレットとの出会いです。

もらっちゃったー!って嬉しさをずっっと封印しておりました。㊙︎

驚愕と美味しさと喫驚が交錯した、ノワールと抹茶のペアリング。

定石とされる、抹茶に合わせるならホワイトチョコ。という概念を見事に全否定された瞬間で、自分もこんな震わせるような何かが作りたくて仕方ない。という欲求に駆られたわけです。時系列バラバラですが、テオブロマ様といただいたご縁の繋がりについてもいずれ触れたいと思っております故。

 

そんな中での憧憬。と言いましょうか、挑戦でもあり、思い描いた仕上がりには届かなかったのが心残りというか。全体のまとまりはとても良く、美味しい抹茶のオペラ止まり。にモヤッとしてしまったのです。(afterglow chocolateが悪いとかでは全くなくて、自分の気量の無さのことです、誤解なき様)

構成としては、抹茶のビスキュイジョコンド、抹茶のクレームオゥブール、ビスキュイジョコンド、ガナッシュショコラマダガスカル、抹茶のビスキュイジョコンドの順です。なお、ビスキュイにアンビバージュするのが抹茶シロップにパッションフルーツのジュースを合わせた、マダガスカルのペアリングを意識したフレーバリング。(カタカナツヅキデヨミニクイヨ)

ガナッシュモンテ(チョコレートホイップクリーム)もマダガスカルチョコレートで仕込んでいますが、これ自体には何も加えずそのものの味わいを打ち出したかった。という意図を込めています。

表現したかったことは、抹茶というのは果実に分類されるという、新たに自分の引き出しに組み込まれた謎自論。抹茶のフルーティな味わいに、カカオが追いかけてきて欲しかったのですが、まだまだ素材のコントロールを存分にし切れていない自分の至らなさにもガッカリしちゃった。なんて本音もポロリw

 

僕は自分の仕事が1.5次産業だと思ってます

 

アフターグロウ納谷氏との会話で、彼から飛び出してきた言葉。

素材ありきでその良さを引きだすのが自身の責務。と聞こえました。かく言う自分自身、いただいた大地の恵みや命の恩恵などの素材を大切に。とにかくそれがありきで、こうしてお仕事ができているんだよ。って常に気を引き締めてお菓子をつくっている次第です。

次回の更新でしっかりとお伝えしたいな、と思っているのですが、今回の話に限ったことではなくて、カカオという素材と全く触れ合えていないなぁ。という寂しさ。結局のところ、自分がチョコレートだなんだかんだ言ってるけど、なんちゃってな、にわかじゃないのか?と。要するに素材に対して無知な部分が多い。

抹茶オペラに話を戻すと、「親和性という部分に」というか、ひとつのカタチに導いた時に、素材同士の組み合わせによって、どのような個性が飛び出してくるか?くらいのワクワク感、期待感、そういった面白味。抹茶のタブレットショコラに出会わなければきっと挑戦しなかったであろうペアリングに挑戦できた!いろんな感情が詰まって飛び出てきたのが、ガトーオペラ抹茶ノワールの側面です。実は。出た、暑苦しいいいヤツ。

↑なんか重たいよぉwww

自分の中で、ホームページで書き出すこと、SNSでアップすること、此処でブログで吐き出すことをごっちゃにしたくなくて、分けて投稿しているんですね、だからブログってこんな頻度でしか書きたくない。暑苦しいいいいってなるから。そんな自分がうざったい。ってもなるし、こういうの含めて自分の個性として受け止めているつもりです。

 

こんなんだから

思い描く通りにできないと、やっぱり悔しいな!ってなったり(今回)

www.perruche.jp

 

してやったり。ってなったらめっちゃ嬉しいですよね?

赤ワインをフレーバーで、お菓子として具現化させたらこうなった。みたいな集大成の自己満がパない作品です!最近あまり新作の紹介をくどくどしなくなったのですが、いやー、アツくなりましたねww 次回は秋ごろにまたつくる予定です。

 

こんな感じでお菓子づくりでも喜怒哀楽結構ハッキリしてるんです。満遍なくやらないといけないのに、傾倒する方が居心地いいんですよね。

随分話が逸れてきて、いよいよ佳境かな。

 

 

 

 

JPOPというジャンルで括られるみたいですけど、長く聴き続けているRoelちゃん。

発信を内側から外側へ。とてもざっくりとした伝え方ですけど、能動的で居ること、アーティストとしてそれこそ多様に具現化に取り組まれていて。新曲をリリースするたびに、解釈という切り口の間口であったりとか、共感共有よりも感嘆に触れることができる稀有な存在ですね。なんて言えばいいのかな?危なっかしいくらい等身大で、身を切るくらいの嘘偽りない愚直さもあざとさも危うさも。白夜、BOY、赤裸々、仰げや尊し。までの毎回のリリースで晒される心情然り。親近感なんでしょうかね?リスペクトしているアーティストの一人です。日本語がとても美しい言語だということにも気付かせてくれたのも彼女。インタヴュー記事なども検索で拾えるので興味が御座いましたら是非に。

 

 

 

 

冗談半分、当たんないだろーなって応募したライヴチケット当選しちゃった。。

前列5列目、ガチ正面じゃん。福井大雪で北陸道どうなってるの?って半ば諦めてたけど凸しましたよ。よーく見るとちゃんと写ってるので。

演者としての舞台、息遣い、激情、浪漫、すごいなー。表現とはかくあるべきものか。と喫驚しつつも、タテノリ、いわゆるヘドバン、モッシュ&ダイヴでしかライヴを経験したことがないので、アラフィフのおっさんは前列のビミョーなリアクションの聴衆に対して「シケてんのかな??」疑念の念を発しまくったのでありんす。

 

でもでも、Reolって毎回毎回、テーマがちゃんとしてるのが共感できるポイントで、今回のツアーではこういう理由でこんな風にしたんだ。って。いろんな表現の幅が厚みを増していくからこそ時系列も、自身の感情に正面から向き合っていて、それをちゃんと外に向かって発信するってほんと体力使うはずです。すごいなー。

 

つべぺたしたのは、いろんな激情の切り取りで心情を揺さぶられ続けてきた中で悩みつつも、これかな?未だ悩みつつも。過去も未来も連れて行くよ。いろんな今を抱えて生きていくって覚悟を持ち合わせてますか?そんなことより、今を楽しめてますか?ってことが最適格であってほしい。自分もそうありたい。

また書きます、また訪れてください。

第700回!!!!! 20周年、全力で感謝しますの回

タイトルに書きましたが、ちょうど700回目の更新が20周年とは。。全く狙ってもいなかった中、こんな偶然あるのか?と、独り震えました。。

 

 

 

父とボク

 

 

20周年、という節目もあり、上記タイトル通りについての投稿となるのですが、どちらかといえば改めて最近改めて増えた質問によく出てくる

 

『どうしてケーキ屋さんになろうと思ったんですか?』

 

行動制限がなくなったせいもあってか、改めていろんな人との交流がありがたいことに生まれ、お久しぶりな方との再会だとか、特に初めましての方と行き着く話題が此処のような気がします。

あ、学生さんとお話する機会が多かったからだ。書いてて思い出した笑笑。なんでだったんだろう?って思い出せなくて。最近タスクが溜まると収拾つかなくなってきたのが悩み。

 

歳とったんだな。と認める享受も必要。初志貫徹とは言い過ぎかもしれないけど、えーっと?なんだっけ?みたいなしどろもどろ的な部分もあるので改めて。

 

 

父はボクと同じ洋菓子製造の職人さんです。今でも数時間、お店で仕事をしております。

多分、小学校高学年の頃には父からは「お菓子屋はいいぞー」と謎に言われて育ちました。何がいいのか?という部分はすごくモヤっとしてましたが←

 

「サラリーマンでは自由がない」

 

このフレーズは印象的に覚えてます。

思春期の自由と、社会で活動する際の自由。

絶対に違う単語なんですよね。異口同音とはこの事で間違いなし。

 

それこそ小6にもなってくると、自分で簡単な昼飯なんかは自分で作ってみよう、なんて割と挑戦好きなところもあって食に対しての興味も須く増して行ったのでしょうね。中学の時?流行してた料理の鉄人のレシピ本とか買ってきて。

老酒がないと美味しいマーボーはできない!とか妙なこだわりがあるかと思いきや、冷蔵庫の中限定で何が作れるか?みたいなこともしたり。絶対こうじゃないといけない!みたいな縛りはなかったように記憶してます。

 

かといって、お菓子に興味があったかと当時を問うと皆無。

父とボクはお菓子について特に議論することもなく、将来大学へ行くかどうかなどと言った話題もなく、むしろ高校へは行きたくなく、早く業界へ足を踏み入れればキャリアアップにもつながるから。などと言った覚えがあります。

「高校は出た方がいい」と言われたので、行きましたが笑

勉学には興味もなく、やらされてる感のある雰囲気が嫌だったんでしょうね。

 

やりたいことが見つからない。

 

学生さんたちの口癖にもにたコトバ。

やりたいことを見つけに飛び込む場所がわからない。という気がします。

 

父から受けたコトバとは鬼さんこちら、てのなる方へ。とも受け取れる気がします。

父の働く現場へはいつでも出入りできることも出来ましたし、夜遅くまで働く姿は見れませんでしたが、帰りが遅いのも大変なことだろうと察してましたし。

 

みんなが右へ行くから、じゃあ自分も。

なんて右にならえ。みたいなのが本当に大っ嫌いだったのは間違いなしです。自分にしか出来ない何か。という漠然とした指針みたいなのがはっきりしてきたのは高校進学してからだと思いますね。

 

高校から自分の父が働く現場にバイトとして出入りするようになりました。特に何かをまなぶということはなく、お菓子屋の現場とは?という業に入らずば。というやつですね。

 

 

やはり勉学は嫌いで、集団行動が嫌で、我が儘申して一年間の高校留学をさせていただきました。

中略。

フランスで仕事をしてみたい。飛躍的。笑

なんか仕事に対してのアイデンティティが固まった。みたいな

 

父と当時仲良くさせていただいていて、後々自分が開業する際に多大な尽力をくださった方の紹介もあり、兵庫県で就職が出来、現在に到ることが出来たという、相当な端折りが発生している訳です。

 

 

ここまで振り返ってみると、将来の夢というよりも、自分の居心地というか、自分の適性について素直でいたから。というのが大きかった様に感じます。

 

ありがたいことに、ペルシュの門を叩く将来有望の若者が訪れてくれます。

面接でお話しさせてもらうときに志望動機を伺うと、とてもキラキラとした夢を聞かせてもらいます。ましてや「ペルシュさんのケーキを食べて育ってきました」なんて言われたりしたら。

 

 

自分自身にとっても、ケーキというのは特別な時に出てくる存在でした。

誕生日に歳の離れた姉と、おたんじょうびおめでとうのチョコプレートの所有権について、クリスマスケーキの場合はチョコプレートどうするのか?とか。大切に箱にしまっておいたケーキが翌日になってスポンジがよりしっとりして美味しいとか。

 

父の威厳とやさしさが共存する、ケーキ家という存在に身を置き、置き続けたことで感じることができた「お菓子屋はいいぞー」に近づけた気がします。

 

 

オープンからこの形を頑なに変えずに出し続けているいちごのショートケーキは、父からの継承です。たくさんの学びをありがとう。家族の支えあってこその今がある。感謝はしてもしたりませんね。今こうやって見てくださっている皆さまにも同じ様に感謝のキモチが伝わっていると嬉しいです。

 

🍰 🍰 🍰 🍰 🍰

 

 

ここまでは、Instagramで期間限定で投稿したテキストです。

なんかすぐ疎かにするだろう。20周年の節目に感じることと、それっぽい内容の何かをアップしないと。っていう焦りを露わに、バババーってアップした記事です。

文末に触れてますけど、クリスマスケーキの愉しみみたいなの。

ほんと、リアタイでとある方と話した内容ですが、

「サンタはいいんです。ファミリー向けって大切なの分かってるんですけど、自分がおおぉぉーってなる様なとっておきのクリスマスケーキが発表されるのが本当にワクワクするんですよー」

ペルシュを、ボクを推してくださる方のご意見なんですが、とっても有り難いキモチでお話し伺っておりました。

つくる側が飽きてしまったら、絶対受け手は飽き飽きしてるよね?

現場でいつも言っていることです。

自分を鼓舞する?くらいの意味合いでもあるのですが、実際繰り返しが超絶苦手な性分。

コロナ禍のせいとか言うつもりではないのですが、閃きとか、新しいコレがしたい!といった欲求が遠のいたんですよね。余裕が無かったというか。

能動的でない自分自身に苛立ちもあったり。ちょっと苦しい期間でもあったのをここで告白しちゃいます!キャっ!

正直言っちゃうと、思いつかないなら無理に目先の目新しいに走らない。というキモチも持ち合わせていたので、俗にいうスランプ状態でもなかったのでご安心を。

今はどうだろう。いろんな方とお会いできる機会に恵まれて、一緒にお仕事もできたり。。最近だとくまさんの休日で好き勝手させてもらってw

www.perruche.jp

 

よく言うじゃないですか。

好きだったアーティストに対して「昔は良かったんだよなー。今ってなんか方向性変わって好きじゃなくなったんだよね」って。

 

 

は?

ですよね?

 

当時のままで、似た様なテイストでインダストリアルに懇々とものづくりしとったら、そりゃあ最後病みますぜ。発信する側からしたら。

むしろ言いたいのが、

価値観変わらんアナタ、もうちょいガッついた方が良きでは?

 

20年って、節目だけど、通過点でしかなくて。当然。

クリエイティビティって創作の種でもあり、人を遮断する言い訳でもあるんですよね。自分がひらめきや創作するエネルギーを得たときに、同時に閉じていく感覚があるんです。閉じれば閉じるほど、人はフラットでいるのが難しいし、唯一無二を求めてやっている以上、周囲との関わりがうまくできない時期もある。そういう状態を抽象化して表現することも出来なくないけど、ちょっと毒づいてみましたwww

環境の変化もそうだけど、自身の価値観の変化に伴って、表現したい様式も変わっていくんですよ。

偉そうに言ってますけど、自分も若い時に崇拝していたアーティストが、やっぱり方向性が変化していって、「なんで?」ってなりましたもん。

でも、推しだったバンドの「変化」した頃合いって、ちょうど今現在の自分がその頃合いに並んだ時分。リアルタイムで人生の”マス”に立ったから解るんです

ああ、そういうことなのか。って。具体性については触れませんけど。経験と体感でようやくここまで来たんだな。諸先輩が伝えようとしていたかも知れない継承についてもなんとなく理解できる様になってきました。(自分で勝手に解釈したことです)

 

 

Twitterで偶然見かけたやつ↑言いたいこと全部まとめてるじゃん!笑笑

そういえば最近能動的に動ける様になって、創作意欲も高まっていて。能動的である影響を受けるのって常々アーティストさんからなんです。その時々に感じる自分の享受みたいなものを色濃く反映してくれる様で。。過去ブログでも必ずと言っていいほど、つべリンクぺたりしてきたのも、今の自分の内側を表現するのにうってつけだと思ってのことで。(きっとその都度観てくれた人はゼロで間違いなしの案件www)

 

 

一言だけ。申します。

 

やさしさ

 

いま、いちばん表現したいことです。

むずかし。新しさなんかより、今一番目指しているところです。

この案件についてはまた改めてお伝えしないと(誰も待っていなくても)いけない気がします。きっとまた長文失礼します案件確定で居てくださったらありがたいです。

 

あとがき

なんとか10月中に20周年の感謝をなんとなく書き綴れてホッとしました。

正直言って、至らない事も有って、お客様から叱咤いただくこともありました。

自分のロジカルマインドが招く誤解もあったりしますが、なにぶん不器用で愚直であるがゆえ。とお許しいただければと思います。

でも本心で申します。

笑顔で美味しい、良かった、って言ってもらえるのが嬉しいから仕事を続けていけるんだな。常に感じていることです。後進にもその想いを伝えていこう、渡していこう。と躍起になっていますが、不甲斐無い性分でなかなか叶わずにおります。こんな私ですが、末長くお付き合いくださいましたらありがたいと思っております。最後までお目通しありがとうございました。今回のつべリンクぺたりはお休みします。笑

 

 

 

 

 

第699回 成りたい在りたい欲求の性が故

コンフィチュール の陳列棚

 

 

 

ラボで作業していると、結構たくさんの人が瓶を手に取ってみてくださっている光景を見かけます。

 

正直なところ、購入に至らないことの方が多い気がしますね。

どんなんだろう?って完全に興味本位で物色←言い方よ。

 

でも、この注目度は喜ばしい事でもあるのでしょう。

5月以降、概ね林檎の季節までは断続的に何かしらのアイテムが陳列棚を賑わせる事と思いますね。

今現状、ブルーベリー、マンゴー、さくらんぼ、杏子、白桃、ベリーミックス、ゴールドキウイ、アグリュム(柑橘類)などなど。

 

最近はコンフィチュール ひとつひとつに対して問い合わせの多い、「どの様に食べるのがオススメですか?」という解説を含めた説明文を添えています。

 

どうしてもコンフィチュール というのは西洋文化なものですから、日本人にとっては少し馴染みのない食べ合わせ、食材などもあります。

自分自身、食べることは当然好きですし、「はじめて」に対しての探究心も人並み以上にあると思います。

食というのも、経験によって成り立っていると思いますし、そう信じて止みません。

 

 

そんな偉そうな事言ってますが、まだまだセオリーの枷を外せない自分もいたりします。

 

 

解説文は掛け紙の内側に貼り付けてあります。

過去のコンフィチュール の投稿などでも詳細に記した記事などもあったりしますので良ければ検索してください。。

 

 

 

宇和ゴールドとミルクジャム

 



 

宇和ゴールドは文旦の血統を受け継いだ、柑橘のひとつ。

グレープフルーツほどの苦味は無いとの謳い文句ですが、まあまあなもんだと思いますね。ワタ部分も含め、香りも苦味を感じさせるニュアンスを纏っていると思います。

素材として、糖分が多過であることを受け付けない。という事です。素材としての特性ですね、甘みを簡単に受け入れてしまっては素材の持つ特性を否定してしまうのかな?などと勝手に解釈しました。(糖度を上げる作業を試みましたが→グラニュー糖を加えるなど)

 

結果、ブリックスは概ね52°ほど。これ以上の変化、つまり糖上げは適切な作業ではないと判断しました。

加えていうならばコンビネーションさせるミルクジャムもブリックス52°に合わせる。という作業なのです。

至極簡単なことを説明します。セオリーというものがどこの世界にも存在していて、ミルクジャムとはブリックス60°に仕上げる。という暗黙のルール。主にそれは保存性と、美味しい称される在るべきカタチのようなものです。練乳のような多幸感と罪悪感が隣り合った様なアクマスイーツ的な。。。

もしかするうと、ペクチンという凝固剤の、これまた固定概念にも似た、糖度が高くないとペクチンが正常な働きをしないのではないか?といったところ。

正確に言うと、ペクチンが糖に対して適正な粘性を持たせるという事。

(余談ですがペクチンはむしろ酸やカルシウムなどと反応しやすいです。)

 

糖上げの話に戻りますが、実際の経験でしか語れないことをブログで書くことが多いのですが、例えばレモンの糖度を上げるのは簡単ではないという事。砂糖を加えても糖度が上がらない。ここにバター、たまご等、いろんな副素材が加わると話は変わってきますが。。

余計なものを加えず、純粋に今回のように糖度をあげたい、甘くしたい。それが適わない。その時、ようやく素材のあるべきカタチに寄り添う柔軟さに気付けます。

保存性の問題よりも美味しさの最適なカタチに自ずと成る。ということです。もっともっとわかりやすく言えば、レモンが「酸っぱい」から「甘酸っぱい」に導くのはむしろ我々の職責に感じます。

ただ、保存性のため「砂糖をぶち込む」(不適切な表現ですがお許しを)は理に敵っていないわけです。

 

なので、このコンフィチュールは、他のアイテムよりも賞味期限は短めの設定になっています。何故のコンフィチュールなのかと問いただせば、加熱による濃縮による凝縮のなせる旨みの訴求だと思っております故。

 

最近は理に敵っている。改めてその理の大きさに感服することも多々ありき。

イノベーション、という前衛的さも重要ですが、リノベーションという理に則った肉付け作業も、美味しいの裏付けさの重要性というか、余念がないというか。見直している最中の様な感じですね。

 

ジャムが保存性の兼ね合いでブリックス (糖度) が高い=日持ちする=日持ちさせないといけない。

そんな固定概念図も取っ払って考えれば、販売期間を短くすれば良い加熱濃縮で美味しさを引き出す。という工程でコンフィチュールというものが生まれます。いま一度そのポテンシャルに触れてもらえる機会があれば是非。という思いで解説してみました。

 

natalie.mu

 

 

最近もっぱらスルメの様に隅々まで味わっているのが、Cö shu Nie

何かを生み出したい、ちゃんとそれに対して理由を持たせて、等身大で在って…人間味がすごくて、ギリギリなところも。

 

 

www.youtube.com

 

 

アーティスティックだけど、純粋に初めてこの曲をPVで聴いて、転調もそうだし、「音楽になりたい」と申した監督(vo.中村未来の愛称) そうですね。純粋にそこが根底にあるのが何事においてもゼロから始める時の原動力ですものね。

 

話しを巻き戻すと、イノベーションが出来ない自分に少しもどかしさがある時期がありました。

 

新しいって、ワクワクするんですよ。

どんな完成系になるのかな、ある意味流れに任せながら自分の受けた刺激が人との出会いであったり、素材からだったり、音楽だったり、ホント何処から湧き出るインスピレーションなのか。

 

自分の感性が枯渇したか?とは思わないのだけれども、この春、とあるお菓子屋さんを訪れて食べたケーキが、とてもやさしさに溢れていて…

 

ああ、いいなぁ。って素直に思いましたもん。

 

それって、お店の雰囲気もそうだし、その人そのものが醸すオーラだとも思うのです。

 

イノベーションが複雑怪奇、とも解釈できちゃう、今の多様性にも疑問を抱いてる自分がいるからなのかは謎ですが、今あるお菓子たちには、食べていただいた時に、「沁みる」ような存在になれないかな?と切に思う様になっています。

 

イノベートするアーティストが、Reolちゃん

素直に共感できるアーティストがCö shu Nie。

 

共通していることって、とても日本人であることを大切に素直に表現しているところ。

 

洋菓子って単語が薄れつつあるなかで、パティスリーという表現はせずに、ケーキ屋という呼称にこだわっていた自分ですが、今後は洋菓子屋。というスタイルを推す様に感じてます。

 

どういうこと?ということには言及しないですね、それくらいの捻くれは持ち合わせておきたいものですし、やさしくなりきれないのはやはり自分の向上心の妨げになるのではないかとの一抹の不安でもあるとご理解いただけますよう。

 

適度に飄々とすることも大切なのかも。

書きかけでストップしているブログ記事も複数あります。それらも飄々とアップできたらなぁ、と思っております故。

猛暑の折、皆様もお身体に気をつけてお過ごしくださいますよう。

 

 

 

 

 

第698回 アイツなんか言いたいことあるってよ。

タイトル通りいよいよ緊張も解けてきたのか、本音バシバシ感がパない(いや、最初からだろうよ)ブログの更新です。

今回は普段の仕事の中でのやり取りで本当にたくさん議題に上がってくる、

デコレーションケーキのお問い合わせについてのことを挙げていきます。

はじめに誤解の無い様にしておきたいのが、内部事情も含め、包み隠さず紹介していく事自体、お菓子業界、特にペルシュさんと同じ様に、地域密着型で頑張っていらっしゃる他のお店さまやパティシエ様、同じ様な悩みをもしお抱えだった場合に対して、「ひとつの考え方」として開示する事で、言わずもながひとつの選択肢として刺されば本望だと思ったからです。早速コッテリ語ってしまって申し訳ない!なんて微塵も思ってません!!本音!大事!

 

バースデーケーキ諸々、いろんな特注のお問い合わせについて

 

 

いつもたくさんお問い合わせいただくのはとてもありがたいのですが、少しばかり困ってます。

 

日にち ○月△日

おまかせで00歳誕生日の

華やかな特注ケーキをお願いしたいです。

 

当店のお問い合わせフォームからこの様なメッセージが届きます。

 

先ず、こちら(つくり手側) が知りたいことですが、どのようなケーキを希望されているか?

最近は多様化に伴って、ホントにたくさんのデザインのケーキの画像が主にSNSに投稿されてます。そういった画像を見てオーダーの連絡をされるお客様も正直多いです。

 

最近はケーキでも〇〇専門店、という業態でこじんまりとお仕事をされる形態が増えている様ですね。ひと昔前はシュークリーム専門店がメジャーでしたが、最近はよりコアな専門店が増えてビックリしています。

かくいうペルシュさん家の近所でも数軒のスイーツ店さまが頑張っていらっしゃいますし。いろんな業態が増えるのはとても嬉しいですね。

 

ただ、ウチの様なお店の場合は、グロサリーストア。としてのスタンスである程度満遍なく商品展開していくことが多いです。プリン、シュークリーム、ケーキ類、チョコレートに焼き菓子、クッキーなどなど。。相変わらず商品数が異常に多いのがペルシュさんのウリなんでしょうけど。。。

 

でも、本当にたくさん作ってきた商品のその中で、次第に人気が高まって、それに伴ってより力を入れて取り組んでいくアイテムが生まれて、お客様との信頼関係が生まれて。という繰り返しなんだと思います。

そういった信頼関係というか、長く御贔屓いただいているからなのでしょうか?ケーキの注文の際、急にお願いをしてしまってごめんなさい、ムリを承知で。なんて控えめに仰っていただける事。。優しい皆さまのお気遣いに感謝です。

 

けれども言いたいこと

 

いくら事前オーダーでご相談いただいたとはいえ、

できるor出来ないは、都度ハッキリとお答えします

 

飴細工

スキル有りません。悪しからず。

 

ケーキのカラーリング

カロンには食用色素使用してますが、クリームに色付けるものは別物です。青系の色付けはムリです。

最近トレンドのセンイルケーキなど、デザインの相談はお受けしてますが、色合いの再現はお断りするケースが多いです。

 

イラスト

かなりお引き合いが多いです。絵を描く(模写する)のは、お菓子づくりとは無関係だと思ってます。

「絵の上手い、下手」基準よりも、「記憶に残るケーキ」をおつくりしたい。つくり手としては当然の感情ですし、かける労力もお菓子の美味しさ。其処に費やしたいのが素直なキモチです。

 

リボン、薔薇

コレもかなりの割合で相談を受けます。

材料も細工用として準備が必要。やはり専門ではないので作製は難しいです。

薔薇の絞りの口金も持ち合わせがなく、バタークリームで絞るのが主だと思いますが、材料としての準備が現状ありません。色々と「それ用」を準備しなくてはいけない。というのをご理解いただきたいのです。。

 

段もの

 

 

3段、4段と積み上げられた、ほぼほぼウェディングケーキの画像ですが、事情としましては、結婚式場でタイミングよく積み重ねられたものだと推測します。つまりケーキ入刀に合わせてスタンバイされたもので、重ねることによってだんだんとケーキが潰れていきます。

持ち運びの上でも、箱に収まりません。

 

しかし

 

やっぱり2段ケーキに憧れちゃう

 

そういったご要望にお応えできるのが、4号+6号 のデコレーションです。

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お召し上がり目安としては78名さまかな?と思ってオススメしています。

 

www.perruche.jp

リンクをクリックすると注文ページへ移動します。

 

全くもって、突き放したい訳ではないんです。無下にお断り、面倒ごとは勘弁。ではなくて、冒頭でもお伝えした通り、むしろ、事前にこういった感じのものを検討してる。などの情報をいただければ、提案できる幅も広がりますし、過去に作成した作品をお見せする準備もスムーズにできます。

(基本的に過去に製作したお菓子はweb上ではあまり公開していません。)

お客様のご要望などをお伺いしながら、できうる限りの提案をしたいと思っております。もちろん、できるかどうかわからないから、疑問に思うから、こんなの有ったら素敵だよな。って思う訳ですから、だからこそ、お問い合わせをしてくださっている訳ですから。

お客様のアツイご要望を伺うと、意外にも?それにお応えしたい!って感情振り切れたりもしたりするので、#贈りたいアツイ想い。とタグを付けてぜひ!(少し盛りました。でもそういうキモチ大切だと思ってます)

 

お電話のお問い合わせ

 

今店頭に並んでいるホールケーキは?

今日言ってバースデーケーキを作っていただくのは可能でしょうか?

最短で何分でできますか?

 

 

 

スポンジベースで生クリーム&いちごのサンドであればほぼ当日お渡ししています。

ただし週末は予約件数がおかげさまで多数なのでご希望のお時間にご用意できない場合があります。

それよりもお伝えしたいのが、

 

夕方の何時に、〇〇の商品の、何号サイズが欲しいけど可能かな?

 

っていうのをハッキリ伝えて欲しいんです。

これもそうなんですが、当日になって「あ!」ってなるのもわかりますし、むしろお問い合わせいただいて、わざわざペルシュがイイ!って思っていただいてるんですから、可能な限りお応えしたいんです。

こちらの都合ではありますが、仕事の段取りで直ぐは難しい場合もありますが、ご希望のお時間が先に分かれば確実にご用意できると思っています。

そして折角ならご要望のケーキをお渡ししたいです。ぜひ遠慮せずに、先にご希望をお伝えくださいます様お願いいたします!

 

あと、デコレーションケーキの種類について聞かれることも多々あるのですが、一覧でwebページに掲載していますので(多分ブログ読んでくださっている皆さんは周知の事実であって欲しいものです)スポンジケーキタイプ、チョコレート、タルト、チーズケーキetc... せめてそれらの絞り込みはしていただきたいのが本音です。

 

季節商品で無いもの(白桃は完全に夏のものです)旬の果実をふんだんに使った商品はやはりボク達ではどうしようも無いので。。

 

perruche Item | こちらはperruche Itemの詳細ページです。

 

念のためリンク貼ります!

 

大体お伝えしたいことは言えた様な気がします。が、

f:id:perruche3:20220301152643j:plain



 

今回の内容は、特につくることよりも伝えるところに重きを置いて、販売スタッフたちとも色々と意見交換をかわしてきました。

その中で「頭ごなしではなく、要望をいかに的確に聞き出せるか?」にフォーカスしてみました。頭ごなしって表現が乱暴でしたが、事務的ではなくて、例えば今日はムリでも明日なら。とか。時間ずらしてもらうとか、当たり前なんですけどね、提案することも大切だと思ってます。

 

そして矢面に立つ、実際にお客様とやりとりをするのは、基本店頭に立つ販売スタッフたちです。

当然、販売兼任で対応に忙しいですから、ラボの状況も把握し辛いと思います。ある程度のノウハウは持ち合わせていながらも、即答しづらい状況も多々あると思います。

余裕を持ってご予約やご相談を頂けますと大変助かります。(要望ですので)

 

やはりいろんな考えは積極的にアウトプットして、可視化して、共有する。

シンプルでとても簡単なことで、小学生レベルなんですよね。挨拶とお返事。大事。

そしてスタッフちゃんもこうやって文章化してくれてプリントアウトしてくれて、熱心に考えてくれています。みんな一生懸命。感謝。しぇいしぇい。

 

多様化している現代だからこそ、会話と対話と。原始的発想でアナログで。たびたび触れてきたことですが、なんだかんだ絶対必須のスキルなんだと、ボクは思ってます。

ある程度のガイドラインは大切ですけど、やはりお相手のお気持ちに寄り添っていける希少なお仕事であるが故、ひとつひとつを丁寧に取り組んでいきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

うーん、ぺたりは意表をついてきたぜ!って感じだろ?www

面白いんだ!って多分3回は観たはず← 

地獄のHコードとかありえねぇよ!とか。ツッコミどころ満載なのに、下品さは全然なくて。無になって観れる映画。ラフな気持ちにさせてくれる秀作だと思ってます。

もちろん曲もビビるくらいカッコ良すぎて地獄に落ちそう!詳細は観てもらえればわかります。。

第697回 好きなもののこそのヲタであれ。

どうも。お引っ越し後3度目の投稿です。

心的距離を縮める、自身のマインドトリセツにようこそ()

辛辣なコメントをお待ちしております。改めてよろしくお願いします。

 

今回はまた補足というか、

お仕事が給仕することから、推し事になる様、推進力を持って。

このテーマを掘り下げて紹介していこうと思います。

自分の内側にある、自分の「好き」をさらけながらお話しができたらいいな。という思いでいくつか紹介しますね。


 

 

BABYMETAL

まず最初の推しは得意の音楽ネタから。

ぶっちゃけ、バンド名は聞いた事あるんだけどね。程度でした。ふーん、どうせ話題作りファーストでしょうよ。甘く見てました。

 

ところが、YouTubeのタイムラインに流れてきた、

 

 

 

 

これです。うん?Rock am Ringだと?

これはドイツで開催されるロックフェスで、日本でいうフジロックとかサマソニがそれに相当します。当然、世界各国から集まる有名どころがてんこ盛りなんですよ。洋楽好きだと結構知っている方も多いはず。。RHCP、Pucsifer、などなど。ヤベー。つべクロール行かなきゃ!www

そんな中、日本人が、ましてや、ちょっとパロってないかい?みたいなノリだけど、どうして?BABYMETALってそんな有名バンドと混ざってパフォーマンスするの?

まずは興味本位で30分ほどのライブを観ました。。。ぁぁッッッッッッッッっっっっっっっ。。。。

めっちゃガン見でしたw それ以降、興味を持ち始めた。いや、完全にハマった。そもそも最初聴いたら、え?みたいに思うのに(Moaちゃんの「それそれ〜」の合いの手コーラスとか)何故か耳に残る、印象深い。それでいて嫌味がない。

Moametal↓ やべー。萌えー。

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彼女たちのライヴパフォーマンスがとても楽しく、色々つべり倒した(youtube観まくった。と言え)のですが、あれ?これってメタ○カパクってるよね?的なライヴのセットもあったり。(そもそもロゴからパクってんじゃんw)

 

でもそれが嬉しい!逆に、あ!それな!!!みたいな共感に嬉しくなる。

 

ある意味潔い!one, enter sandman(曲名です)を踏み倒してきた世代にとっては往年のメタルサウンドの再来か?という期待感。そして意表を突く打ち込みが今風に上手くマッチし、ゴリゴリのメタルサウンドを奏でる神バンドの面々。日本のプレイヤーさんもマジカッコいいい。ビビった!

 

結論。あ、ゴメンなさい。ガチ勢見くびってました。仲間に入れてください。

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ある意味露骨なパクった感、そしてそんなのを気にも留めさせない、パフォーマンスのレベルの高さ。

ギャップや期待値を大きく上回ってくるあたりが、見るものを惹き付ける魅力づくりなんだと思います。

 

SU-METALはマジで歌うまい。あれだけ真っ直ぐな声出せる歌い手は知らんなぁ。そんなレベル。唯一無二。

 

 

Kingslayer - Bring me the Horizon Live in London (w/ Itch for the Cure + Kingslayer feat Babymetal)

 

bring meも初期のヤバいスクリーモ時期から追いかけていて、まさかこんなワールドワイドに有名になったビッグバンドにフーチャリングされるとは。

驚きと誇らしさと。UKを代表するグループが日本人を起用しているなんて、それこそまさにワールドワイドで活躍(現在活動休止中。ぴえん)する実力派。王道とオリジナリティ、ジャパニーズカルチャーのブレンドが全く新しい世界観に導いた集大成だと思います。それでいて微妙に親近感を持たせてくれる距離感は、懐古的、懐かしい感情の心地よさを持たせてくれるせいなのか?などと推測しています。

 


 

 

ウマ娘

 

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続いて紹介するのがコレです!ご存知の方も多いと思います。TVCMでもよく見る機会もある、一見ミーハーなゲーム。そんな印象もあったりするかも知れません。

スズカの苺大福はたけのこニョッキじゃん。。萌

なんとなく。流行りというものには先入観なしで実際に体験してみてから、どうやこうや言うようにしています。むしろそこから見えてくることもたくさんあるので、百聞は一見に如かず。の精神で臨んでいます。

(なーんて偉そうに言ってますが、ちょっと話題づくりの為に軽いノリで始めました)

 

内容としては育成ゲームです。実装、と表現される実在した競走馬がモチーフになっていて、それが女の子に擬人化されていて(初めてみたときは、ウシ娘の方がしっくりこないか?なんてツッコミました。ゴメンなさい)テキトーにゲームを始めてみよう!なんてノリです。実際、ゲームは25年以上ぶりのはずです。スト2(古すぎる)が確か最後だったような。

あ、そうだ!スト2ってカプコンというゲーム会社が作ったんですよね?(突然の問いかけ)そこの社長さんがワイン好きが講じて世界有数のワイナリーになるまでに成長を遂げて。趣味が講じてからだとしても、より良いものづくりを目指す姿勢の賜物ですね。スゴイ、すごい!

 

 

www.kenzoestate.com

 

まあ、ワインは好きです。このお方も大変美味しくいただきました。。ナパヴァレー、ソーヴィニョンブランです。

ソーヴィニョンらしからぬ、分厚い樽香、美味しいいいいお酒ってすなおちゃんですよね、そんな部類です。

 

あ、ウマ娘でしたね。

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ほらー、ゴルシちゃんですよー。ぴすぴーす!

「破天荒」の異名を持つウマ娘ですが、ゴルシ→ゴールドシップは、今は現役引退したお馬さんですが、(そういえば福井の殿下地区で引退した競走馬をお世話している。なんて記事を新聞で読んで涙ちょちょ切れたのもウマ娘つながり。ありがたや)素直に競馬出走前のゲートに入らず駄々こねたり、ゲートで立ち上がったり、嫌いな調教師に対しての塩対応だったり、画像のゴルシちゃんの衣装にも反映されているヘッドフォンみたいなのは、

 

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 これです!このお馬さんがゴルシちゃんです!

どうやらレースに集中するための矯正器具のようですが、かなり史実に忠実なキャラ設定。実際にゲームをすると、ストーリーに当時のお馬さん同士の関係性までも浮き彫りになって反映されてます。ゴルシちゃんの場合、同じ厩舎にいたトーセンジョーダンとの確執?とか。ゴルシワープとか、ポテンシャル高いから出来ちゃう数々の伝説が笑っちゃうんだけど憎めない、応援したくなるんですー。

ゲームのストーリーでもそういった史実が色濃く反映されているし、競走馬ってより早いお馬さんにする為に俗にいう牡種馬ってアレですね。育成の際、因子継承を親ウマから受ける。そんなのも育成に関わってきたり。かなり細部にまで入り組んでこだわった仕様になっています。

自分のお気に入りをレースで勝てる強い子に育てて他のトレーナー(ゲームプレイヤー)と競わせたり、お気に入りのキャラが歌って踊って。などなど、相当にこだわっているのが分かります。

そもそもこれってなんでだろう?そうやって興味を持たせて検索させるアクションに結びつけていく。

これは相当な策士だと思いましたね。ゲーム、競馬、推し活、そういうの全部ごっちゃ煮にしてるのにスキがない。オルタネイティヴですなぁ。

 

 

 

 


 

 

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その着せ替え人形は恋をする

あのー、漫画です。コスプレイヤー女子と、雛人形職人の孫息子の少しベタなストーリー。アニメ化してたんだ。知らんかった。。

 

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漫画って、忙しい人は読まない。って思われがち?ですけど、休みの日にカラダメンテで整体に行くんですが、そこでの待ち時間に色々読むようになりました。

元々はブログの投稿などやっていたんですが、人の気配がするところでの作業がやはり捗らないので辞めました。

 

この作品はなんとなく読み始め、今はちょっと飽きちゃって(オイ)印象的だったのが、描写と専門性。自分の全く知らない世界だからますますそう思うんでしょうけど、細部までを絵で書き込んでいるし、専門用語も描写もサラッとしているのに明確。

最近改めて思うのですが、漫画描く人って、キャラクターにオリジナリティがあって、作画のレベルも当然求められて、ストーリーも筋が通っていて。相当なスキルを皆さんお持ちだ!と喫驚しています。刺激も受けてますね。

ケーキが美味しいのは当たり前!それがありきでいろいろ頑張らないといけないですね!

 

この作品で印象的だったのが、雛人形職人という、日本独自の歴史ある文化。それの衰退がストーリーの序盤の切り口。伝統の継承。というのはボク自身危惧しているテーマなのですが、いずれキチンと言及できる機会を設けたいと思っています。。

前述のウマ娘も、BABYMETALも、レイヤー、と呼ばれるコスプレをするファンが必ず現れるわけですよ、ライヴ会場とかに。

これも日本独自なのかな?ボクはよくわかってませんが、例えば物語の中ではゲームのキャラのコスプレをしたい!となったら、衣装を作る男の子は実際にそのゲームをプレイして、キャラクターの個性を知ろうとする行動を起こすわけです。

(擬人化といえばボカロキャラ顕著だよなぁ。どんだけ話題の脱線事故狙ってんだ?)

物語としては、試行錯誤しながらいろんな人からヒントを得て完成へと到達する、そして恋も。。わー、アオハルかよ。ってな感じで中断したんだよな←

(なんか飽きっぽいのかな?途中でまぁいっか。って最近陥りがちです)

 

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間違いも楽しめばいいんだよ

 

イイねー、やっぱり間違い(失敗)に落ち込むことも多いです。

ボクも職人気質としてコッチ寄りなせいで陥りがちな時期もありましたが、最近はあえて失敗も踏まえて新しい挑戦に挑んでます。(前回ブログで紹介した、ベルガモットマーマレードも案の定の結果から新しい発見に進めた訳なので)

 

それでこれはボク自身の話なんですが、小学生低学年だったと思うんですが、レンタルビデオ、っていうのが普及し始めた頃で、父親にくっついて行って映画を借りに行く訳ですよ。

そこで当然聞かれる、「何が観たいんだ?」

少し恥ずかしげに、「このドラ○もんのやつ。。」

すると、「こんなの子どもが観るやつだ!」

f:id:perruche3:20220216000519j:plain 画像はあえて控えめ。

結果、半ば強制的に13日の金曜日、ジェイソンとか見せられたような。。ぴえんぴえん。ほらー、怖いよー。耐性付いたのw

以降、アニメとかって少し恥ずかしい先入観があったのですが、今現代のニッポンの牽引している産業はアニメ、ゲームで間違い無いんじゃないでしょうか?

おじさん(該当する年齢ですが全否定でよろ)たちはやっぱ自動車や電化製品の輸出。というイメージではないでしょうか?そう思うと無視できないですなぁ。

 

故に、今のトレンド?ですよね?ある程度網羅させたつもりの内容での紹介でした。

*念のため、BABYMETALは国内よりも海外での認知度が恐ろしく高いです。

 

そろそろ!今回ようやく!あるある言いたいにたどり着いてきた訳ですが!!

 

時代の流れが恐ろしく速い!!!

前フリの長さの割に一言で収まったよ。。

 

多分5年前に、東京から訪問してくださった製菓材料の輸入商社の営業さんともお話しさせてもらったことがまさにそれで。

 

 
 
 
 
 
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サステナブルについて言及したIGの投稿ですが、今だとSDGs

いろんな多様化についての理解を深めていかないとゴールはおろか、スタート地点にも立てないんじゃないだろうか?世間で起こる事象と自分の周りで起こりうる事象と、全てを摺り合わせていくことにも必死です。(現代の荒波を泳ぐのって本当に息切れしちゃいそうですよね。)

いろんな自分の「好き」を例えに、たくさんの支持を集める多様性のジャンルをザーッと紹介したつもりなんですが、どこを切り取っても感じたのが振り切れた個性と専門性

だと思ってるんですね。

 

 

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おっと、いけねぇ。真面目モードに入り込みそうだったぜ!うゆーー!

うさぎさんもたまに観たりします。どうしてもこの一筆書きみたいなイラストを描いて欲しい。とのオーダーを渋々受けて、なんのこっちゃ?と思いながら検索した結果であります。ブログ上でたまに使うネットスラングですが、順応性とかっていうわけでもないのですが、多様性の享受。そんなつもりで半分おふざけで使ってます。

このブログでも書いてるんですけど、何いってるんだ?コイツ?みたいな語句はバンバン検索してみてください。ボクはこういったところに行動癖をつけています。(「わこつ」とかなんだよ)

そろそろ話を戻さないと。。

 

コロナ禍ですごく偏った日常を強いられて、少しづつ出口が見えてくるのかな?でも油断はまだできないな。そんな状況ですが、専門性を深める為に踏み続けたのが伝統の踏襲だったわけで、まだまだ光が刺すような状態でもなくて、全くの未完成。

 

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まだ改良の余地がありつつも、オランジェットを試作しています。今までのコレ。という代わり映えしない定番のところから抜け出したい意欲を持って試作しています。

オレンジは和歌山県産のネーブル種を使っています。

一般的なオレンジピールの糖度は70°ほど。保存性か果肉の柔らかさを保つためのそれなのか。そういった当たり前をひっくり返すところから再考してます。ピールの糖度を下げつつ、やわらかく仕上げること、オレンジの風味を高めるための新たなペアリング。食べやすさ、ビジュアルも考慮するとまだまだ道のりも遠く、今季の紹介は難しい。というのが結論です。でもとっても自信のある仕上がりに近づいてます。楽しみにしていてください。

 

やっぱり、ここでしか味わえない、ペルシュに来てみて、何かに触れてもらいたいのが自分の欲求だし、やりたいことの大元だと思ってます。この感情の高ぶりにどうやって自分を持っていくか?が、自身にとって大切に感じていることです。

 

そもそも、なんで毎回こんな長文ブログ書いてんだ?って話をするんですけど、飲食業界ってなかなか発信する余裕がない。日々の仕事も煩雑です故。

それでもやっぱり自分で決めた以上はちゃんと納得いくまでやりたくて、ブログ再開しました!って始めてからは結構な時間を此処に割いてます。

 

何処かの誰かに何かが伝わったら嬉しいな

 

www.perruche.jp

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ブログと並行して投稿したザッハトルテの記事。

作り方の紹介になぞって、メレンゲの製法の自分なりの理念を書き記しました。

田舎の無名なお菓子屋がなに偉そうにいってんだ?って思われても構いません。

業界のために何か功績と言ったら大袈裟なのは承知の上で。ゴニョゴニョ。。

何かの刺激になれたら嬉しいんです。お菓子作りって楽しそうだよね、奥が深いよね、って感じてもらえたり。たっての希望です。

 

 

 

そして、こうやってまた再び自分の感情を晒すようになれたこと自体、恥ずかしくも誇らしいです。拙い内容なのに最後まで読んでいただきありがとうございました。

第696回 マキホルなどと言う輩にガチで引いた、礼節は重じて然るべき。の巻

お引っ越し後、2度目ましての更新です。

 

hanako.tokyo

 

いきなりのリンクレンタルですが、前回ブログの続きと思ってお目通しのほどよろしくお願いします!

 

 

きゃりーちゃん。別にファンでも何でもないのですが、ふと目に留まったのでリンクを開いて読んでみました。ぶっちゃけ、にんじゃりばんばんで終わった(失礼)かと思いきや、めっちゃ大人な目線でコラム書いててビックリした!

やっぱり第一線に立つために身に付けた、ある意味当然の気遣いであったり、教養などのマナー的側面になぞった話が面白かったので興味があれば是非。(ちなみにボクはAesopをずっと愛用してます。きゃりーちゃんのコラム読めば意味わかります)

 

結局、同じ20代?でもジェネレーションギャップが生じてるのか。でも今の文化を否定するつもりはなくて、ある程度は若い世代に対しても理解を示しておきたい。っていうのもアタマにあります。インターネットカルチャーの弊害?対人コミュニケーション能力の低下ばかりが露呈されている気が。

まあ、それはそれで。妙に納得することが多かったのでぜひいろんな方とシェアできれば。なんて思った次第です。

 

 

ツァイトガイスト

今の思想とはどこへやら。

 

totoouemachi.com

 

 

 

またまた突然の外リンぺたりw 既に自由度が振り切れてるマルゼンスキー状態↓

 

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マルゼンスキー固有スキル、フォーミュラオブルージュ。ブッチギリのトップスピード。っていうことで!

あ、パンプキンズ(スマパン)は、やはりメランコリーの憂鬱感がベストだけど、このブログのコメでもあるメタル要素もよく分かる。思わずCD引っ張り出して聞いた!

脱線ついでですが、ペルシュ公式Twitter←非公式など存在しておりません。

展開が恐ろしく振り切れているので読み流してくださいます様。

twitter.com

SNSでは一番自分の自由度が高く、自己紹介文のテキストも「フリーダーム!イエース!!」くらいの軽いノリに変えようか検討中w

 

そんなついった、時折マキシマムザホルモン関連の呟きをします。

まあ、いろいろ諸事情があり、babymetalも好きだし、腹ペコだし、清掃員でもなれちゃうよ?みたいに、いろんな垣根を取っ払ったページであるのがTwitterということです。

昨年、日本海シリーズ。というツアーで久々に参戦。

www.kyodo-hokuriku.co.jp

 

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コロナ禍のせいでライブでは声を出せない、突っ立ってるだけ。拍手すらままならない(アーティストによってはアリの場合もある様です)そういう中で、モニターにMVばりの映像を流しながらオーディエンスとの一体感を図る。それはそれで新たな試みとしては素晴らしいと思いました。

しかし、慣れ親しんだスタイル(モッシュ&ダイヴ)を取り上げられる。って、例えば子どもが推しで遊んでたオモチャを突然取り上げた挙句、NOを突きつけられた!くらいに堪え難いことだし、違和感を覚えるし。

ただ、そのままじゃ一歩進めない。出来ない。って悲観的では前向きじゃない。なれない。

だからこそ新しい、オーディエンスとの一体感を図る術を出してくるんでしょ。コールアンドレスポンスで盛り上げるスキルとかすごいなー。こんなところからも影響受けまくりの素直ちゃんです。はい。このブログってちゃんと盛り上がっているのかが謎だ。

話し変えます!←

 

 

実際問題、話のやりとりというのはボクのお店の現場でもかなり意識的に日々実践していることで、単語(ワード)のぶつ切りではなくて、文章(センテンス)の聞き取りと理解力。つまりこうしたい、目的としていることを伝え手も受け手もお互いが理解すること、共有することがとても大切だと。

対話って対時だから。前回のブログの続きだけれど、当事者同士、どちらかが強いられていては良くない。不健康では良い物もできないし、最高のパフォーマンスもできないし。菓子づくりの思想、構想はもちろん、店頭でどんな商品がどのタイミングで動いたのか?できるだけその時の当事者の熱量で対話することが大切だと感じてます。

 

久しぶりに記事更新をしながら、なぜ書き綴るのか?って。アウトプットの重要性です。

思う言葉を口に出す時(伝える時)の熱量こそ、コトバって一番活きてると最近つくづく思います。脈々としてる。っていうか。

前回のブログも時系列めちゃくちゃなところも敢えてそのままにして、箇条書きな、まだ書きかけなセンテンスもそのままにしておいて、改めて整理して、その時浮かんだ最適な表現があれば、今回みたいな更新をしたら良いんだな。そう思ってます。

 

考え。って常に新しい情報との戦いみたいなもので。脳内整理も疎かだと貫きたい、曲げられない、やり遂げたい、そんなパワーが削がれる気がします。

 

それでもう一回ホルモンの話に戻るんですけど、彼らが提案する、腹ペコえこひいきグルメクーポン券っていうのがあるんです。(今は「グルメ」は消えて、えこひいきクーポン券に変更されました)どういうことかっていうと、ホルモンのCDを買うと、このクーポン券が封入されていて、えこひいき(サービス特典)してくれる加盟店(飲食店など)でサービスを受けれる仕組み。要は飲食店も加盟店舗になるために申請登録が必要で、クーポンを回収するとホルモンメンバーから特典を受けられる。。正に動的なファン交流サイトというわけです。

 

ペルシュさんでは昨年3月に一般販売より二週間も早い

はじめての マキシマム ザ ホルモン マスク「ESSENTIALS」

が販売できる特典が与えられました。

 

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結果

 

 

 

恐ろしいほどの即レスにビビる、ビビる。。

 

まあ、ホルモンファン達の熱量はもとより、やっぱり互いの距離感を大切にしているのが伝わるからこその信頼関係なのかな。って感じますね。

別に。と言っちゃ大変失礼だし、そんなつもりは当然毛頭ないのですが、自分も何かしらの形でこの距離感に縮め方。みたいなのを参考にできたりしないかな?なんて考えてます。

 

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アクション。行動によって何かを得ることができる。典型的というか古典的というか。

クドイかもしれませんが、ボクは音楽から何かしらのインスピレーションを得ることが多くて、でもそれって相反する原始的な感覚との対比。みたいなジレンマとの戦いなのかもしれませんね。わかります?

視覚と聴覚。このふたつはデジタル化できている感覚ですよね。映像も今は4Kでしたっけ?聴覚も最近の音源のデジタルマスタリングでとても綺麗に聞こえてきますし。

 

反面、食べる。という動作。食べる事に限ったことではないのですが、でもそうか。最近はランニングアプリがあって、心拍数とかGPS機能やらで「動く」ことにも数値化というか五感の干渉があるんですね。

しかしながら、触覚(触る、噛む)と嗅覚。恐ろしく原始的で直接的なアクションでしか得ることが出来ない感覚だと思うんですね。

 

ある種、感じたことを具現化して。違うかな、五感の変換なのかな。

簡単に言えば、「アツいぜ!」って曲に出会いました。そしたら辛いもの=熱い→アツい。みたいな例え?笑 自分なりの変換の方程式はとても単純。折り重なっていくと難解になるんですかね?バンドの曲の話しながらウマ娘絡めてきたりみたいな感じがw

感情の機微を落とし込む、それって新しい何かをカタチに変換する。自分にとっては極自然な成り行きで、自分のやり遂げたいシーケンスだし、カタルシスだし。

 

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観音寺ベルガモットインドネシアカカオのマカロン

 

和歌山県産のベルガモットを触ってみたくて。笑

国産のフルーツもかなり多様化してきましたね。農家さん達の頑張りや挑戦など、とても刺激になります。

ベルガモットといえば、紅茶のフレーバーティ、アールグレイが代表だと思います。

レモンやライムみたいな酸味のある、香りの強い柑橘です。

 

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果皮を剥いて、水から三回茹で溢します。

絞り出した果汁とグラニュー糖を合わせて果皮と一緒に四十分ほど弱火で煮込みます。

 

レシピです

  • オレンジの皮 30g
  • オレンジ果汁 80g
  • ラニュー糖 45g

:柑橘系全て同じ配合です

 

 

マーマレードの製法なのですが、実は前々からレモンマーマレードの製法で壁にぶち当たっていたのです。

 

皮が硬くなる

 

原因は明確。糖分が浸透していかない。

囓ると果皮は完全に何者も拒絶するが如くカチカチ。

おそらく糖上げも無理。以前にあらかじめ弱めのシロップで果皮を煮込んでおいて、果汁シロップに戻して炊く。といった製法を試みましたが、やはり拒絶モード発動。

このベルガモットも同じ現象の予兆(果汁は酸っぱいです)詰んだな。どうしよう。

(ちなみにオレンジやグレープフルーツは上手くできます)

 

放置プレイds、、、

 

見限りました、匙なんてポイですよ。15度くらいの室温でラップかけて一週間ほど放置したら。。

 

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仲良くなったよー!やったー!!(画像はミキサーでペースト状にしたところです)

 

感動。よりも驚きでした。ただただ、「ジッと待つ」「何もしない」この選択肢が自分のコマンドとして増えたのが驚き。

少し香りは鈍くなった気がしますが、それでもベルガモットの鮮烈な香りは健在。

あえてノワール(ブラックチョコレート)で酸味のあるものか、ナッティなフレーバーを感じるタイプで妄想。ナッティ、って言うとロースト香を意識しがちですが、あえて甘みのニュアンス=マカロンのコックから紐付く、アマンドの味わいとのペアリング。

ベルガモットの酸味を程よくホールドする、アマンドの甘みとの親和性が頭をよぎったわけです。

チョコレートも、インドネシアカカオの少し個性的な、上記のニュアンスを含んだフレーバーがお気に入りなのですが、日本への入荷が止まるらしく、紹介は断念します。

このマカロン、多分今年限定となりそうです(チョコレート事情による)ので是非要チェックでお願いします!!!!!

 

 

 

 

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伝統の踏襲、ザッハートルテ。

ようやくお披露目です。公式ホームページでも製法を紹介しようと思ってます。

今回の期間を空けずの記事連投は、前回ブログで書きそびれた(え?)追記みたいなもんですね。これ何回言ってんだ?こんな感じで思うことをバババーって書き繋げているが故の弊害なんです。お許しを。そして最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。また頑張って更新します。辛辣なご意見も大歓迎。ぜひお声を届けてくださいませ。