手作り菓子工房 ペルシュのブログ|福井県鯖江市にあるケーキ屋

福井県鯖江市にあるケーキ屋さん、「手作り菓子工房 ペルシュ」スタッフブログです。「お菓子づくりは幸せづくり」をテーマにすべての ケーキをシェフが熱い想いを込めて手づくりで仕上げております。

ペルシュのスタッフがお菓子作りへの思い、商品レビュー、ペルシュで働く事の楽しさを伝えていきます。

第697回 好きなもののこそのヲタであれ。

どうも。お引っ越し後3度目の投稿です。

心的距離を縮める、自身のマインドトリセツにようこそ()

辛辣なコメントをお待ちしております。改めてよろしくお願いします。

 

今回はまた補足というか、

お仕事が給仕することから、推し事になる様、推進力を持って。

このテーマを掘り下げて紹介していこうと思います。

自分の内側にある、自分の「好き」をさらけながらお話しができたらいいな。という思いでいくつか紹介しますね。


 

 

BABYMETAL

まず最初の推しは得意の音楽ネタから。

ぶっちゃけ、バンド名は聞いた事あるんだけどね。程度でした。ふーん、どうせ話題作りファーストでしょうよ。甘く見てました。

 

ところが、YouTubeのタイムラインに流れてきた、

 

 

 

 

これです。うん?Rock am Ringだと?

これはドイツで開催されるロックフェスで、日本でいうフジロックとかサマソニがそれに相当します。当然、世界各国から集まる有名どころがてんこ盛りなんですよ。洋楽好きだと結構知っている方も多いはず。。RHCP、Pucsifer、などなど。ヤベー。つべクロール行かなきゃ!www

そんな中、日本人が、ましてや、ちょっとパロってないかい?みたいなノリだけど、どうして?BABYMETALってそんな有名バンドと混ざってパフォーマンスするの?

まずは興味本位で30分ほどのライブを観ました。。。ぁぁッッッッッッッッっっっっっっっ。。。。

めっちゃガン見でしたw それ以降、興味を持ち始めた。いや、完全にハマった。そもそも最初聴いたら、え?みたいに思うのに(Moaちゃんの「それそれ〜」の合いの手コーラスとか)何故か耳に残る、印象深い。それでいて嫌味がない。

Moametal↓ やべー。萌えー。

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彼女たちのライヴパフォーマンスがとても楽しく、色々つべり倒した(youtube観まくった。と言え)のですが、あれ?これってメタ○カパクってるよね?的なライヴのセットもあったり。(そもそもロゴからパクってんじゃんw)

 

でもそれが嬉しい!逆に、あ!それな!!!みたいな共感に嬉しくなる。

 

ある意味潔い!one, enter sandman(曲名です)を踏み倒してきた世代にとっては往年のメタルサウンドの再来か?という期待感。そして意表を突く打ち込みが今風に上手くマッチし、ゴリゴリのメタルサウンドを奏でる神バンドの面々。日本のプレイヤーさんもマジカッコいいい。ビビった!

 

結論。あ、ゴメンなさい。ガチ勢見くびってました。仲間に入れてください。

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ある意味露骨なパクった感、そしてそんなのを気にも留めさせない、パフォーマンスのレベルの高さ。

ギャップや期待値を大きく上回ってくるあたりが、見るものを惹き付ける魅力づくりなんだと思います。

 

SU-METALはマジで歌うまい。あれだけ真っ直ぐな声出せる歌い手は知らんなぁ。そんなレベル。唯一無二。

 

 

Kingslayer - Bring me the Horizon Live in London (w/ Itch for the Cure + Kingslayer feat Babymetal)

 

bring meも初期のヤバいスクリーモ時期から追いかけていて、まさかこんなワールドワイドに有名になったビッグバンドにフーチャリングされるとは。

驚きと誇らしさと。UKを代表するグループが日本人を起用しているなんて、それこそまさにワールドワイドで活躍(現在活動休止中。ぴえん)する実力派。王道とオリジナリティ、ジャパニーズカルチャーのブレンドが全く新しい世界観に導いた集大成だと思います。それでいて微妙に親近感を持たせてくれる距離感は、懐古的、懐かしい感情の心地よさを持たせてくれるせいなのか?などと推測しています。

 


 

 

ウマ娘

 

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続いて紹介するのがコレです!ご存知の方も多いと思います。TVCMでもよく見る機会もある、一見ミーハーなゲーム。そんな印象もあったりするかも知れません。

スズカの苺大福はたけのこニョッキじゃん。。萌

なんとなく。流行りというものには先入観なしで実際に体験してみてから、どうやこうや言うようにしています。むしろそこから見えてくることもたくさんあるので、百聞は一見に如かず。の精神で臨んでいます。

(なーんて偉そうに言ってますが、ちょっと話題づくりの為に軽いノリで始めました)

 

内容としては育成ゲームです。実装、と表現される実在した競走馬がモチーフになっていて、それが女の子に擬人化されていて(初めてみたときは、ウシ娘の方がしっくりこないか?なんてツッコミました。ゴメンなさい)テキトーにゲームを始めてみよう!なんてノリです。実際、ゲームは25年以上ぶりのはずです。スト2(古すぎる)が確か最後だったような。

あ、そうだ!スト2ってカプコンというゲーム会社が作ったんですよね?(突然の問いかけ)そこの社長さんがワイン好きが講じて世界有数のワイナリーになるまでに成長を遂げて。趣味が講じてからだとしても、より良いものづくりを目指す姿勢の賜物ですね。スゴイ、すごい!

 

 

www.kenzoestate.com

 

まあ、ワインは好きです。このお方も大変美味しくいただきました。。ナパヴァレー、ソーヴィニョンブランです。

ソーヴィニョンらしからぬ、分厚い樽香、美味しいいいいお酒ってすなおちゃんですよね、そんな部類です。

 

あ、ウマ娘でしたね。

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ほらー、ゴルシちゃんですよー。ぴすぴーす!

「破天荒」の異名を持つウマ娘ですが、ゴルシ→ゴールドシップは、今は現役引退したお馬さんですが、(そういえば福井の殿下地区で引退した競走馬をお世話している。なんて記事を新聞で読んで涙ちょちょ切れたのもウマ娘つながり。ありがたや)素直に競馬出走前のゲートに入らず駄々こねたり、ゲートで立ち上がったり、嫌いな調教師に対しての塩対応だったり、画像のゴルシちゃんの衣装にも反映されているヘッドフォンみたいなのは、

 

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 これです!このお馬さんがゴルシちゃんです!

どうやらレースに集中するための矯正器具のようですが、かなり史実に忠実なキャラ設定。実際にゲームをすると、ストーリーに当時のお馬さん同士の関係性までも浮き彫りになって反映されてます。ゴルシちゃんの場合、同じ厩舎にいたトーセンジョーダンとの確執?とか。ゴルシワープとか、ポテンシャル高いから出来ちゃう数々の伝説が笑っちゃうんだけど憎めない、応援したくなるんですー。

ゲームのストーリーでもそういった史実が色濃く反映されているし、競走馬ってより早いお馬さんにする為に俗にいう牡種馬ってアレですね。育成の際、因子継承を親ウマから受ける。そんなのも育成に関わってきたり。かなり細部にまで入り組んでこだわった仕様になっています。

自分のお気に入りをレースで勝てる強い子に育てて他のトレーナー(ゲームプレイヤー)と競わせたり、お気に入りのキャラが歌って踊って。などなど、相当にこだわっているのが分かります。

そもそもこれってなんでだろう?そうやって興味を持たせて検索させるアクションに結びつけていく。

これは相当な策士だと思いましたね。ゲーム、競馬、推し活、そういうの全部ごっちゃ煮にしてるのにスキがない。オルタネイティヴですなぁ。

 

 

 

 


 

 

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その着せ替え人形は恋をする

あのー、漫画です。コスプレイヤー女子と、雛人形職人の孫息子の少しベタなストーリー。アニメ化してたんだ。知らんかった。。

 

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漫画って、忙しい人は読まない。って思われがち?ですけど、休みの日にカラダメンテで整体に行くんですが、そこでの待ち時間に色々読むようになりました。

元々はブログの投稿などやっていたんですが、人の気配がするところでの作業がやはり捗らないので辞めました。

 

この作品はなんとなく読み始め、今はちょっと飽きちゃって(オイ)印象的だったのが、描写と専門性。自分の全く知らない世界だからますますそう思うんでしょうけど、細部までを絵で書き込んでいるし、専門用語も描写もサラッとしているのに明確。

最近改めて思うのですが、漫画描く人って、キャラクターにオリジナリティがあって、作画のレベルも当然求められて、ストーリーも筋が通っていて。相当なスキルを皆さんお持ちだ!と喫驚しています。刺激も受けてますね。

ケーキが美味しいのは当たり前!それがありきでいろいろ頑張らないといけないですね!

 

この作品で印象的だったのが、雛人形職人という、日本独自の歴史ある文化。それの衰退がストーリーの序盤の切り口。伝統の継承。というのはボク自身危惧しているテーマなのですが、いずれキチンと言及できる機会を設けたいと思っています。。

前述のウマ娘も、BABYMETALも、レイヤー、と呼ばれるコスプレをするファンが必ず現れるわけですよ、ライヴ会場とかに。

これも日本独自なのかな?ボクはよくわかってませんが、例えば物語の中ではゲームのキャラのコスプレをしたい!となったら、衣装を作る男の子は実際にそのゲームをプレイして、キャラクターの個性を知ろうとする行動を起こすわけです。

(擬人化といえばボカロキャラ顕著だよなぁ。どんだけ話題の脱線事故狙ってんだ?)

物語としては、試行錯誤しながらいろんな人からヒントを得て完成へと到達する、そして恋も。。わー、アオハルかよ。ってな感じで中断したんだよな←

(なんか飽きっぽいのかな?途中でまぁいっか。って最近陥りがちです)

 

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間違いも楽しめばいいんだよ

 

イイねー、やっぱり間違い(失敗)に落ち込むことも多いです。

ボクも職人気質としてコッチ寄りなせいで陥りがちな時期もありましたが、最近はあえて失敗も踏まえて新しい挑戦に挑んでます。(前回ブログで紹介した、ベルガモットマーマレードも案の定の結果から新しい発見に進めた訳なので)

 

それでこれはボク自身の話なんですが、小学生低学年だったと思うんですが、レンタルビデオ、っていうのが普及し始めた頃で、父親にくっついて行って映画を借りに行く訳ですよ。

そこで当然聞かれる、「何が観たいんだ?」

少し恥ずかしげに、「このドラ○もんのやつ。。」

すると、「こんなの子どもが観るやつだ!」

f:id:perruche3:20220216000519j:plain 画像はあえて控えめ。

結果、半ば強制的に13日の金曜日、ジェイソンとか見せられたような。。ぴえんぴえん。ほらー、怖いよー。耐性付いたのw

以降、アニメとかって少し恥ずかしい先入観があったのですが、今現代のニッポンの牽引している産業はアニメ、ゲームで間違い無いんじゃないでしょうか?

おじさん(該当する年齢ですが全否定でよろ)たちはやっぱ自動車や電化製品の輸出。というイメージではないでしょうか?そう思うと無視できないですなぁ。

 

故に、今のトレンド?ですよね?ある程度網羅させたつもりの内容での紹介でした。

*念のため、BABYMETALは国内よりも海外での認知度が恐ろしく高いです。

 

そろそろ!今回ようやく!あるある言いたいにたどり着いてきた訳ですが!!

 

時代の流れが恐ろしく速い!!!

前フリの長さの割に一言で収まったよ。。

 

多分5年前に、東京から訪問してくださった製菓材料の輸入商社の営業さんともお話しさせてもらったことがまさにそれで。

 

 
 
 
 
 
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サステナブルについて言及したIGの投稿ですが、今だとSDGs

いろんな多様化についての理解を深めていかないとゴールはおろか、スタート地点にも立てないんじゃないだろうか?世間で起こる事象と自分の周りで起こりうる事象と、全てを摺り合わせていくことにも必死です。(現代の荒波を泳ぐのって本当に息切れしちゃいそうですよね。)

いろんな自分の「好き」を例えに、たくさんの支持を集める多様性のジャンルをザーッと紹介したつもりなんですが、どこを切り取っても感じたのが振り切れた個性と専門性

だと思ってるんですね。

 

 

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おっと、いけねぇ。真面目モードに入り込みそうだったぜ!うゆーー!

うさぎさんもたまに観たりします。どうしてもこの一筆書きみたいなイラストを描いて欲しい。とのオーダーを渋々受けて、なんのこっちゃ?と思いながら検索した結果であります。ブログ上でたまに使うネットスラングですが、順応性とかっていうわけでもないのですが、多様性の享受。そんなつもりで半分おふざけで使ってます。

このブログでも書いてるんですけど、何いってるんだ?コイツ?みたいな語句はバンバン検索してみてください。ボクはこういったところに行動癖をつけています。(「わこつ」とかなんだよ)

そろそろ話を戻さないと。。

 

コロナ禍ですごく偏った日常を強いられて、少しづつ出口が見えてくるのかな?でも油断はまだできないな。そんな状況ですが、専門性を深める為に踏み続けたのが伝統の踏襲だったわけで、まだまだ光が刺すような状態でもなくて、全くの未完成。

 

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まだ改良の余地がありつつも、オランジェットを試作しています。今までのコレ。という代わり映えしない定番のところから抜け出したい意欲を持って試作しています。

オレンジは和歌山県産のネーブル種を使っています。

一般的なオレンジピールの糖度は70°ほど。保存性か果肉の柔らかさを保つためのそれなのか。そういった当たり前をひっくり返すところから再考してます。ピールの糖度を下げつつ、やわらかく仕上げること、オレンジの風味を高めるための新たなペアリング。食べやすさ、ビジュアルも考慮するとまだまだ道のりも遠く、今季の紹介は難しい。というのが結論です。でもとっても自信のある仕上がりに近づいてます。楽しみにしていてください。

 

やっぱり、ここでしか味わえない、ペルシュに来てみて、何かに触れてもらいたいのが自分の欲求だし、やりたいことの大元だと思ってます。この感情の高ぶりにどうやって自分を持っていくか?が、自身にとって大切に感じていることです。

 

そもそも、なんで毎回こんな長文ブログ書いてんだ?って話をするんですけど、飲食業界ってなかなか発信する余裕がない。日々の仕事も煩雑です故。

それでもやっぱり自分で決めた以上はちゃんと納得いくまでやりたくて、ブログ再開しました!って始めてからは結構な時間を此処に割いてます。

 

何処かの誰かに何かが伝わったら嬉しいな

 

www.perruche.jp

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ブログと並行して投稿したザッハトルテの記事。

作り方の紹介になぞって、メレンゲの製法の自分なりの理念を書き記しました。

田舎の無名なお菓子屋がなに偉そうにいってんだ?って思われても構いません。

業界のために何か功績と言ったら大袈裟なのは承知の上で。ゴニョゴニョ。。

何かの刺激になれたら嬉しいんです。お菓子作りって楽しそうだよね、奥が深いよね、って感じてもらえたり。たっての希望です。

 

 

 

そして、こうやってまた再び自分の感情を晒すようになれたこと自体、恥ずかしくも誇らしいです。拙い内容なのに最後まで読んでいただきありがとうございました。